脳外科医も推奨!若返りホルモン「マイオカイン」とは

監修

たかはし脳外科皮フ科医院 医師 髙橋 祥 先生

「運動は全身に有益な作用をもたらします。マイオカインは、他のホルモンやサイトカインと違い、運動により意図的に増やすことができる唯一の生理活性物質です。」

「なんとなく体の衰えを感じる」「認知症が心配」「ダイエットがうまくいかない」——そのお悩み、じつは筋肉が解決の鍵を握っています。
過去10〜20年の研究で、筋肉は体を動かすだけでなく、「内分泌臓器」として全身にメッセージを送る物質を分泌することが科学的に明らかになりました。

その物質こそが「マイオカイン」。一言で言えば、“若返り”の生理活性物質です。脳の認知機能改善から脂肪燃焼、がん予防まで、マイオカインは全身に広く作用します。そして最も重要なのは、自分の意思で増やすことができるという点です。

このページでは、脳外科医・髙橋 祥 先生の監修のもと、マイオカインの科学的根拠と、ヘラクレスパーソナルトレーニングが提供するプロフェッショナルなアプローチをご紹介します。

筋肉は「動かす臓器」ではなく「内分泌臓器」だった

ギリシャ語の「myo(筋)」と「kine(作動物質)」を組み合わせた造語「マイオカイン」は、2003年にデンマークの研究者が発見。現在300種類以上が確認されており、全身に影響を与えることがわかっています。

筋肉が収縮すると、マイオカインが血液中に放出され、脳・脂肪・肝臓・骨・血管・免疫系など、あらゆる臓器にメッセージを送ります。つまり筋肉は、動くための組織であると同時に、全身の健康を管理する「指令塔」でもあるのです。

骨格筋の主な役割

運動・姿勢の維持

体を動かし、正しい姿勢を保持する。「第2の心臓」として血液循環ポンプの役割も担う。

代謝・体温の調節

基礎代謝を高め、熱を発生させて体温を保つ。免疫力を上げ、感染症への抵抗性を高める。

マイオカインの分泌

筋肉が収縮するたびに300種類以上の生理活性物質を分泌し、全身の臓器に働きかける。

驚きの3大 健康・美容メリット

マイオカインは脳・脂肪・血管に直接働きかけ、あなたの体を内側から若返らせます。科学的に証明された3つの主要な効果をご紹介します。

01 脳の若返り

認知症予防

マイオカインの一種「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が脳の神経を活性化し、認知機能を改善。認知症の予防・改善にも科学的根拠があります。若者より高齢者の方が効果を得やすいことも判明しています。

02 脂肪燃焼

ダイエット・生活習慣病予防

イリシン(Irisin)」が白色脂肪を褐色脂肪に変化させ、燃焼を促進。痩身効果・生活習慣病リスクの低下・転倒防止にも繋がります。

03 老化防止

血管の若返り・がん予防

IL-6」が抗炎症作用で老化を抑制。「SPARC」が大腸がんを予防。血管炎症の抑制・動脈硬化改善・骨粗鬆症予防にも効果があります。

マイオカインが全身に届ける恩恵

骨・筋肉

骨粗鬆症を改善し、筋肉量を増強する

血管・肝臓

動脈硬化を改善し、脂肪肝を改善。インスリン分泌を促し血糖値を下げる

脂肪・代謝

脂肪を燃焼しやすくし、肥満・糖尿病を予防・改善する

免疫・美容

免疫を賦活して感染症に抵抗性をつけ、美肌効果ももたらす

運動不足が招く「悪玉マイオカイン」の恐怖

マイオカインには「善玉」と「悪玉」があります。日常的に運動を行っている人は、健康や若さを保つ「善玉マイオカイン」が分泌されます。しかし運動不足で筋肉が衰えると、筋肉の萎縮をさらに促進させる「悪玉マイオカイン」の分泌が増え、老化が加速する悪循環に陥ります。

分泌量には個人差があり、生活習慣や運動習慣が大きく影響します。マイオカインの分泌を持続させるためには、運動を継続することが最も重要です。

運動する人

善玉マイオカイン分泌 ✔ 健康・若さを保つ ✔ 脳・血管・脂肪が活性化

運動しない人

悪玉マイオカイン増加 ✔ 老化が加速する ✔ 筋肉の萎縮がさらに進む

プロが教える!効率的なマイオカインの増やし方

ただ歩くだけでは不十分。運動の種類・強度・継続性が、マイオカインの分泌量を大きく左右します。

ウォーキング

運動強度が鍵:歩くだけでは不十分

運動強度が高いほどマイオカインの分泌が促進されます。筋トレは少なくとも週に2回が理想。ウォーキングのみでは骨・筋力の維持に不十分です。
注目すべきは、若者より高齢者の方がマイオカインを分泌させやすいという事実。今からでも遅くはありません。糖尿病・認知症・サルコペニアの予防にとって、運動は科学的に証明された”全身治療”です。

ストレッチ

継続と多様性:トレーナーの指導のもとで

運動の種類や強度・時間によって、分泌されるマイオカインの種類と量は変わります。偏った内容では効果が少なく、逆に体を痛める原因にもなります。熟練したトレーナーの適切な助言のもと、多様な種類の運動を行うことが重要です。
継続的な運動でマイオカインは持続的に分泌されるため、運動を習慣化させることも大切です。

栄養バランス

栄養と休息:三位一体で効果を最大化

筋肉量を増やすためには、運動だけでなく適切な栄養摂取十分な休息(睡眠)が欠かせません。
① タンパク質を中心とした食事(筋肉の元となる)
② 炭水化物・ビタミン・ミネラルも同時に摂取
③ 主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事
運動で傷ついた筋繊維が修復される過程で肥大し、マイオカインの産生能力が高まります。

DOCTOR’S EXPERIENCE

監修医が自ら体験!
腰痛・膝痛・肩痛がすべて改善

たかはし脳外科皮フ科医院

医師 髙橋 祥 先生

体のどの筋肉が凝って不調の原因になっているかの判断は、医師でも非常に難しいものです。熟練した経験豊富なトレーナーの判断が、どれほど重要かを痛感しています。

私自身も長年悩まされていた腰痛・膝関節痛・肩関節痛を、ヘラクレスパーソナルトレーニングでのトレーニング・ストレッチにより克服しました。加藤先生の技術と知識には、心から感謝しています。

「現代のパーソナルトレーニングジムは、筋肉づくりのためだけに存在しているのではありません。腰痛・膝痛・肩こりなど、年齢と共に現れる体の不調にも大きな効果があります。マイオカインの観点からも、運動継続の重要性は医学的に証明されています。ぜひ加藤先生のもとで、健康な体づくりを始めてください。」
― たかはし脳外科皮フ科医院 医師 髙橋 祥